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6. 働いてみて新しく分かったこと、感じたことはありますか?

アフリカで発見できたこととは!

6. 働いてみて新しく分かったこと、感じたことはありますか?

渡辺さん:再確認できたこととして、本当に人との関わりって仕事でも大事だなって、当たり前の事なんですけど、思って。上手く言えないんですけど、自分が相手に提供したものっていうか、自分が相手に対してした気遣いとか、ちょっとしたことであったりとか、全部後から返ってくるんだなっていうのが一つと、あと、信頼関係を誰かと築いているか築いていないかが、仕事の結果にすごく影響するんだなていうことですかね。例えば、仕事で関わるホテル関係の人とか、航空会社の人とか、旅行代理店の人とかと会った時に、相手をちゃんと見て、会話してっていうことをしていると、そこに信頼関係みたいなものができて、何か緊急の事態があった時にすぐ相談したら、そのつながりがあることで何とかなるみたいなこともあって。人と事務的な面だけじゃなくて、心の面でもつながるって大事だなって思いました。

仙北谷:ありがとうございます。私はコロナの影響もあって、人と距離ができちゃうのが普通な感じになってたんですけど、お仕事を通したつながりって、そういうところでも感じられるものがあるんだなと聞いて、良いなって思ってます。

渡辺さん:同僚の人ととかも、仕事上でだけ会話するんじゃなくて、仕事の外でもご飯に行ったりして、コミュニケーションとるって、仕事にいい影響をもたらすなっていうのは感じました。思ってることを言うのって大事だなって。はい。他の2人の話聞きたーい(笑)

仙北谷:じゃあ上田さんお願いします。

上田さん:私も人(の話)になっちゃうんですけど、これも当たり前なんですけど(笑)、やっぱり国によって、風土や習慣によって、もちろん人は一人一人違うんですけど、国民性みたいなものって本当にあって。それが仕事にも出るのが、面白いときもありつつ、ちょっと、「あーっ!」って思うこともありつつで、面白いなって思いますね。
具体的には、さっき言った通り、現地の職員さんと一緒に働くことが多いんですけど、日本の人は結構先を読むっていうか、丁寧にこなすとか、出す前に自分で確認してから、上司なりに見てもらうとか、色々あると思うんですけど、まあそれも人によりけりですけど。私が接したときには、本当に一例なんですけど、1言われたら1しかやらない…別に悪口じゃなくて、本当に難しいんですけど。仕事の向き合い方とかが違ったときに、自分の今までのスタイルを前提として向き合ったり関わったりするんじゃなくて、向こうの常識とかも踏まえたうえで、自分が何をやってほしいのかとか、これを知りたいんだとかっていうのを、一個一個説明する、自分がこうだと思っていたものを取っ払って一緒に働くっていう、むしろ私たちが外国人なわけですから。そういう姿勢とかを大事にしていくことで、いい結果が出せるなっていうのは、最近感じています。

仙北谷:ありがとうございます。確かに、日本じゃない国でお仕事したからわかることっていうのもたくさんありますよね。お話聞いてて、新鮮だなって感じることがすごく多かったです。赤尾くんはありましたか?

赤尾さん:しょうもないちゃしょうもないんですけど、めっちゃ飲み会大事だなって思いました(笑)大使館の、外務省で働いている本館の方も、現地職員の方もそうなんですけど、お酒を交えると、みなさん、やっぱり仲が良くてもちょっと壁があったりとか、一応仕事仲間っていう前提があっての交流なので。そういうものが全部なくなった後に色々と、ワーワー騒げるのって楽しいですし、僕が赴任する以前の事情とか、プライベートな話とかも、結構ガンガン入ってきたりするんですよ(笑)それが仕事に活きたりっていうこともありましたし、特に現地職員と話していると、エチオピアの事をめちゃくちゃ教えてくれますし、それこそアムハラ語を、「こういうのはこうやって言うんだよ」って、使わないですけど、悪口を教えてくれたりとかするんですよ(笑)そういう意味では、飲み会楽しいなっていうのは、働いて思いましたね。ごめんなさい、ちゃんとした話じゃないんですけど(笑)

仙北谷:ありがとうございます(笑)結構飲み会とかは頻繁にありましたか?

赤尾さん:エチオピア人、めっちゃ好きなんですよ、お酒。ビールがすごく安くて、日本円だと60円くらいで買えるんですよ、瓶ビールが。あと、標高もあるらしくて。エチオピアの首都って富士山の6合目くらいの高さなんですけど、標高が高い所って酔いが回りやすいらしくて。そんなところに住んでいるエチオピア人はめっちゃ(お酒に)強いんですよ。何本飲んでもずっと生きてるんですよ。お酒めっちゃ大好きな人たちに囲まれていたので、すごく面白かったですね(笑)

渡辺さん:日本に来たらめっちゃ飲めそうだね(笑)

赤尾さん:高地トレーニングしてきました、アルコールの(笑)

仙北谷:ほかのお二人は飲み会とかってありました?お酒の場での交流とか。

渡辺さん:任期がロックダウンを挟んでいるので、その間はなかったんですけど、最近はまたちょくちょくありますね、現地職員の人たちとかと。でも赤尾くんが言っていた通り、本当に飲み会って大事ですよね(笑)

赤尾さん:何か、面白い話がいっぱい出てきますよね。

渡辺さん:私が赴任する前の話とか聞いて、「あ、私はこれ気をつけなきゃいけないんだ」っていうのが分かったりとか。あと、上田さんが言っていたみたいに、本当に国によって考え方とか常識とかも違うから、たまに言葉に表せないすれ違いとか生じちゃうときもあるんですけど、そういうのも、飲み会で一緒に飲んだら、「あ、そういうことだったのね~!」みたいな。「じゃあこちらも気を付けるね~」みたいなことができるので、いいよね(笑)

上田さん:ガーナは、現地職員さんと飲み会っていうのはあまりないんですけど、遊びには行きました。アスレチックとか一緒に行って。それが赴任して、3週間とかかな。2,3週間のうちだったので、それで一気に仲良くなったので、やっぱり仕事と遊びじゃ関係性ももちろん違うんですけど、それでもやっぱり、プライベートで仲良くなると、お仕事でも聞きやすくなったりとか、ちょっと疲れてそうだったら話しかけて、お互いにがんばろうねって言い合えるとか、そういう関係になったっていうのがあったので、飲み会はまだできてないんですけど、仕事の外で会うっていうのは確かに大事です。ビジネス的な関係だけじゃなくてっていう。表面的じゃなくて、内側も強く結ばれた感じができて、それも仕事に還元されるっていうのがすごく良いなって思います。

仙北谷:ありがとうございます。プライベートの関係の大切さっていうのは、色んな国に共通なんですね。素敵なエピソードが聴けて良かったです。

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