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3. 具体的なお仕事の内容を教えてください。

大使館では具体的にどのような業務をしているのでしょうか?

3. 具体的なお仕事の内容を教えてください。

渡辺さん:まず仕事内容についてなんですけど、2種類の仕事をしていて、1つは事務とか会計のお仕事、2つ目は広報のお仕事を今、しています。具体的に言うと、事務とか会計の部分では、航空券とか、ホテルとか、車の手配をしたり、会計のシステムに入力をしたり。あと、他の雑多なこと、文房具の管理とか、色んな事務の仕事をしています。2つ目の広報の部分だと、ホームページとかSNSを更新したり、ほかの広報文化関係のお仕事の処理をしたりしてます。あと、レセプションの準備もしたり。大使館主催のパーティーの準備をしたりしてます。
やりがい…印象的だったこと…。すごく面白いのは、広報文化関係のお仕事です。ルワンダってまだ全然、日本がメジャーな存在ではなくて。「日本食?何?」「日本文化?何?」って感じなんですけど、その中で、ルワンダの人たちに、日本の文化とかについて知ってもらえるように、工夫を凝らしていくのがすごく面白いなって思います。

仙北谷:ありがとうございます。ホームページの更新というのは、記事を書いたり、っていう感じですか?

渡辺さん:そうですね。自分で記事を書くというよりかは、在留邦人の方に役立つような情報や大使館の活動に関わるニュースを、ホームページ上に掲載する作業をしています。

仙北谷:結構、根幹的な活動もされているんですね。レセプションの準備とか。

渡辺さん:そうですね。外国人受勲の伝達式というのがあって。天皇陛下から勲章をもらうルワンダ人の方がいたんですね。勲章をその方にお渡しする式典と、その後のお祝いのカクテル(飲み物と軽食を提供する場)は、結構上司と相談して、主体的に計画できたので楽しかったです。

仙北谷:すごい…。

渡辺さん:全然すごくない(笑)実は本当に縁の下の力持ち的な仕事が多くて、そこがやりがいでもあります。他のお二人も…多分(大使)館ごとに、派遣(員)のお仕事って違うと思うので、どんな仕事してるのか気になります。

仙北谷:では他のお二人にも教えていただきたいんですけど、上田さんお願いします。

上田さん:基本、結構渡辺さんと被ってるところも多くて、私が解釈している派遣員の仕事は、他の大使館で働いている方々が、ご自分のお仕事に集中できるようにサポートするお仕事だという風に考えているんですけど。その具体的な内容は、さっき渡辺さんが言っていたように、事務的なこと…ガーナでは、そうですね、事務ですね。レセプションの準備もやりましたし、車の手配とか、あとは資料。今はコロナで、あまり出張者とかいないんですけど、いずれ来る方々のために、「ガーナはこういう所だよ」とか、「ここはちょっと危ないから気を付けてくださいね」とか、そういう資料を作ったりとか、そうですね、あとは出張の方のお見送りとか、お出迎えとか、案内とか、そういうことをしたりしています。
私のところは、人数が多いのか分からないんですけど、そんなに私は仕事は多くなくて。最近は外回り系のお仕事、これも、外部からやってくる方々の案内っていうところにつながってくるんですけど、ホテル案内みたいなものを作るために、最近はもうずっと、アクラっていうガーナの首都にあるホテルをひたすらめぐって、「こんな部屋がある」とか、「レセプションの人の対応はこんな感じなんだな」とか、「ちゃんと消火器あるな」とか(笑)そういうのを現地職員の方と一緒に練り歩くということをしています。あんまり大使館の中でじーっとするお仕事じゃないっていうのが、私は嬉しいですね。外を歩き回れるのが嬉しいです。
楽しいことは、これは全体的な話になるんですけど、大使館って、日本人職員さんだけじゃなくって、ガーナだったらガーナで雇ったっていうんですかね、ガーナ国籍の方がいるんですけど(=現地職員)、そういう方たちと一緒に、いっぱいあるお仕事を話し合いながら進めていくっていうことがあって、そういう時は本当に、楽しいですね。英語力とか(が原因)でたまに伝わらないこともあって、「あ~!」って、もどかしいこともあるんですけど、それでも、一緒に何か成し遂げるのは、毎回毎回楽しくて、そのたびに仲も深まって、次もどんどんスムーズにできるようになって、っていうそのサイクルがすごく楽しくて、良いなって思っています。

仙北谷:ありがとうございます。ホテルの情報収集とかも、観光の本が一冊作れちゃいそうですね。

上田さん:あ~。でも結構そういう感じですね、私のところは。レストランとかもめぐったりする予定です、これから。

田村:え~!素敵!

上田さん:お金は出ないので自腹切ることになっちゃうかもしれないんですけど(笑)色々見ていこうかなと思ってます。

仙北谷:ありがとうございます。全然想像と違って(笑)楽しそうです。

上田さん:本当に(大使館によって)違うので。次は赤尾くん(笑)

仙北谷:お願いします!

赤尾さん:そうですね、僕も聞いてて結構違うなと思って。僕は会計業務をやったことがなくて。エチオピア大使館は人数がすごく多くて、エチオピア大使館と、アフリカ連合日本政府代表部が同じ建物の中に入ってるんですよ。規模が30人とか。結構大きい方なんですよ、多分。なのでその分、会計の専門の方がいたりとか、僕たちは大使館の中で官房班っていう、基本事務作業をメインにしている班の所属なんですけど、結構現地職員もいっぱいいて、外務省の本省の人も割といて、っていう感じなので、僕たちは結構専門的に、航空券の手配であったりとか、先ほどの(上田さんが言っていた)ホテルへ挨拶に行って、「どうもどうも」って言ったりとか(笑)そういうお仕事が多いですね。やっぱり人数が多いので、休暇がすごく多いんですよ。各大使館に働きやすさ(を表す)みたいな数値があって、確か5段階だったんですよ。5段階あって、エチオピアが一応、4なんですよ。一番上から2番目で、その特権みたいな感じで、休暇を取るペースがすごく早いんです。基本、誰かが帰ってきたら誰かが休暇行くみたいな感じで、常に人の出入りが多いので、それの対処が多かったりします。休暇の手配とか。だいぶ、館によって色が違うなっていうのは今思いましたね。

仙北谷:ありがとうございます。やっぱり結構違うんですね。規模とかにも影響されるところはあるのかなと、お話聞いてて思ったんですけど、30人くらいだと多い方なんですか?

上田さん:多いと思います、30(人)は。ね、多いよね?

渡辺さん:(うなずく)

赤尾さん:多分、だいぶ多めだと思いますね。

田村:ふつうは大体何人くらいなんですか?20人もいない感じですか?

渡辺さん:どうなんだろうね~(笑)ルワンダは現地職員の方も含めて20人ちょっとって感じです。(日本人職員と)半分半分で。ガーナってどれくらい?同じくらい?

上田さん:ガーナは、日本人の職員さんと現地職員さん合わせて...30人はいますね(笑)多いのかな。

渡辺さん:でも、ガーナもそうだと思うんですけど、ルワンダは隣の国も一緒に管轄しているので、そういう関係で仕事が多くて。だから多分、派遣員の担当も官房だけじゃなくて、広報文化もカバーしてるみたいな。外交官の方がやりきれない仕事をカバーしてるみたいな感じだと思います。ガーナもそうだと思うけど。

上田さん:はい、そうですね。ガーナもリベリアとシエラレオネ、その2か国には日本の大使館が無いから、ガーナがその分一緒に管轄してるっていう感じなんですけど。あ、でも担当がいますね、私のところは。ガーナの仕事をする、兼、シエラレオネ担当って方もいて、リベリア担当もいて…なんか、なんでしょうね、私はそんなに忙しくないですね(笑)なんでだろう(笑)

渡辺さん:今は多分、お客さんとかあんまり来ないからね。

上田さん:そうだね、今は。便宜供与っていう派遣員のビッグミッションがあまりできていない分、そういう事務的なところに回ることが多いのかなって、2か月目ですけど、あんまりわかんないですけど、(事務的な仕事に)行ってます。

仙北谷:ありがとうございます。確かに、コロナ禍だと仕事の内容も結構変わっちゃったりするかもしれないですよね。

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